注入異物の他院修正手術Dr.朝日の診療を紹介します。
美容外科診療は、もともととくに病気がないゼロの状態からプラスの方向へ、より患者さんが求める形にしていきます。これに対して、美容外科によってプラスの状態を求めたのにかえってマイナスの状態になってしまったのが後遺症の患者さんです。マイナスとなる原因や、その治療方法は多岐に渡るため、患者さんごとに最適な治療方法を検討する必要があります。われわれは、マイナスの状態を「ゼロ」に戻すだけでは美容後遺症診療として『60点』と考えます。美容外科医としてさらに、患者さんがもともとめざしていた「プラス」を実現するようにしています。
美容後遺症の中でも私が大学病院でも多く診療しているのは、「注入異物」に伴う後遺症です。なかでも非吸収性充填剤による豊胸は以前から問題になっており、日本美容外科学会をはじめ関連学会から注意喚起はされていますが、法的にはとくに規制されていません。現在も一部医療機関においては治療が提供されており、これによる合併症・後遺症は多く報告されています。炎症や感染はしばしば妊娠・出産のタイミングで現れてきます。より豊かな生活のために受けた施術で、妊娠・出産という最も幸せな時期に大きな影を落とすことになります。今は無症状でも『将来、おこるのでは』と不安になって外来を受診されるケースもあります。
術前
術後4ヶ月
標準的な治療費用
660,000~1,650,000円(税込)
リスクと合併症
十分に除去できない場合がある、腫れ、血腫、感染、など
症例 1 他院非吸収性充填剤除去 【担当:朝日先生】
血液中の成分に成長因子を混ぜて注射するシワの治療に関しても、美容診療ガイドラインでは避けるべき治療とされていますが、治療による「しこり」や「ふくらみ」の相談を多く受けます。
治療前
治療後
標準的な治療費用
880,000~1,100,000円(税込)
リスクと合併症
腫れ、血腫、感染、縫合不全など
症例 2 他院prp+fgf治療後 【担当:朝日先生】
注入剤とは少し異なりますが、オステオポールという人工物を鼻先に入れる安易な鼻整形手術後のトラブルも多くみられます。鼻先は皮膚の血流が乏しく、かつ柔らかい軟骨で形が構成されている部位のため、人工物により軟骨や皮膚の構造が破壊される場合があります。
これらのケースにおいては、安全に異物除去することはもちろんですが、いかに健常な状態に戻しつつ、より整容的に良い状態にしていくかを念頭に治療はすすめてまいります。豊胸後のトラブルにおいては、いかに安全に元よりも形の良いバストを形成していくか、シワや弛みのトラブルにおいては、しこりや膨らみを安全に除去しつついかにシワ弛みも改善させるか、オステオポール挿入後に関しては、安全に人工物を除去しつつ、いかに自家組織で再建するか、といったところです。
※朝日先生の注入異物の他院修正手術相談をご希望の患者さんへ
前もって他医療機関でCT撮影を済ませて、当日データをご持参いただくことをお勧めいたします。それによって治療方針が立てやすくなります。
上記以外でも、CT撮影が可能かどうかは医療機関に直接お問い合わせください。
CT撮影の際に、以下の文書を印刷してご持参いただくとよりスムーズです。
(文書)美容外科後遺症診断のためのCT撮影のお願い
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これまで、日本医科大学付属病院のみで診療されていた、朝日先生の美容外科後遺症外来とくに注入異物除去の診療が当院で受けられます。東北地方はもちろん、全国の方々からのご相談をお待ちしております。