-
- 大阪
- 2024年12月15日(日)
- 【受付中】
- 名古屋
- 2025年1月26日(日)
- 【受付中】
- 福岡
- 2月9日(日)
- 【受付中】
-
- 大阪
- 2024年12月14日(土)
- 【受付中】
- 福岡
- 2025年2月9日(日)
- 【受付中】
東京の表参道や東北の各院になかなか来院することができない全国でお悩みの方々のために、名古屋、大阪、福岡、札幌エリアで無料相談会を開催しておりますので、これを機会にぜひご相談ください。プライバシーを重視した個別の相談会ですのでご安心ください。
二重まぶたなどの他院修正ページ一覧
下まぶた手術後のトラブルや失敗例
下まぶた手術(下眼瞼除皺術、下眼瞼脱脂術、下眼瞼下制術、垂れ目形成術、グラマラスライン形成術など)の手術後のトラブル、失敗、合併症、後遺症には様々なものがあります。
下まぶた手術後に効果が見られない
-
-
【効果が見られない】
下眼瞼除皺術、下眼瞼脱脂術、下眼瞼拡大術(下制術)、垂れ目形成術、グラマラスライン形成術などで術後に効果が見られない場合があります。
下まぶた手術後の傷が目立つ
-
-
【傷痕が目立つ】
下まぶたの傷跡が赤い、ラインがガタガタしている、食い込んでいる、など、様々な状態があります。
下まぶた手術後の見た目や機能障害(まぶたが閉じない、外反、三白眼など)
-
-
【下まぶたが閉じない、外反、三白眼】
術後に下まぶたが閉じない、閉じにくい、外側にひきつれてアッカンベーの状態(外反、兎眼、下眼瞼の後退)や白目の見える部分が多い三白眼などになっている場合があります。
下まぶたの他院修正手術~Dr.石原による解説~
「下まぶたの美容外科手術は大きく分けて次の二つに分かれます。
まずは若返りのための手術(下眼瞼除皺術、下眼瞼脱脂術)、そして、目をより大きく見せるための手術(下眼瞼拡大術、下眼瞼下制術、垂れ目形成術、グラマラスライン形成術などと呼び方は様々)です。
これらの手術後のトラブル、失敗、合併症には様々なものがありますが、特に大きく問題となるのは共通していて、下まぶたの辺縁(瞼縁)が下がってしまっている状態です。症状としては、眼球結膜(白目の部分)が下側まではっきり見えている三白眼や下眼瞼後退、下まぶたの結膜(赤目の部分)の辺縁が眼球から浮いたり、外側にめくれて、いわゆるあっかんべー状態になっている外反や兎眼(とがん)などがあります。これらの状態では、見た目の悩みはもちろんですが、深刻なドライアイにも悩まされることがあります。術後の腫れや麻痺の影響で、外反や三白眼が一時的に見られることがあるので、できれば約半年は経過を見て、改善が見られない場合に、やり直し、修正手術の適応になります。
手術方針として、若い方向けの垂れ目形成やグラマラスライン形成による三白眼には、縫い縮めた組織の癒着を外すことで改善させることができる場合もありますが、皮膚を切除している(取り除いている)場合には改善は難しく、また、下まぶたのたるみ取り手術(下眼瞼除皺術)の場合は皮膚量が不足していることが根本的な原因と考えて修正手術に取り組む必要があると思います。」
①単純癒着剥離(解除)法
下眼瞼下制術、垂れ目形成、グラマラスライン形成による軽度の三白眼であれば、縫い縮めた組織の癒着を外すことで改善する場合があります。
②外眼角への引き上げ法
下まぶたの後退、外反や兎眼(とがん)の程度が軽度の場合に、下まぶたの組織を目尻側の一番端の部分(外眼角)の骨膜のやや上方に引き上げて縫い付ける方法です。改善の程度は限られます。
③Khunt-Szymanowski法
下まぶた周辺の皮膚癌切除の際などに使用する手術法で、下眼瞼後退、外反や兎眼を起こしている下まぶたの辺縁の一部を縦にV型に切除して縫い縮めることで、下がっている下まぶたを持ち上げる方法ですが、傷にあたる下眼瞼辺縁にやや段差が残るデメリットがあることと、改善の程度はかなり限られています。
④軟骨移植法
高齢者の加齢による下まぶたの後退、外反や兎眼などに対して行う手術法で、耳介などの軟骨を皮膚のやや深い部分に移植して、その固さによって下がっている辺縁を起こして持ち上げる方法です。軟骨の移植だけは、皮膚の不足が主原因の場合の改善はわずかです。
⑤硬口蓋粘膜移植法
下眼瞼下制術(垂れ目形成、グラマラスライン形成)によって三白眼になっていて、結膜(赤い粘膜の部分)が短縮している場合に、口の中の硬口蓋の粘膜を代用して補う方法です。ただし、皮膚が切除されている場合は粘膜移植だけでは改善できません。
⑥植皮法
下まぶたの三白眼、後退、外反、兎眼などのほぼ主な原因である、取りすぎによる皮膚不足には、最も効果的な修正手術です。足りない皮膚を上まぶたや耳介後部から移植する方法で、細かく丁寧に縫うことが重要です。術後は、植皮部の段差やつぎはぎ感がやや残ることがあります。
私は、下まぶたの三白眼、後退、外反、兎眼を元に戻す他院術後修正手術として植皮法を用いており、同手術に関する様々な学会発表、医学論文、医学教科書の執筆を行っております。
下まぶたの修正手術
麻酔 |
局所麻酔 |
時間 |
30~90分(手術内容による) |
抜糸 |
5~7日(手術内容による) |
通院 |
1~2回 |
術後の 腫れ |
5~10日(手術内容による) |
ダウン タイム |
シャワー、洗髪 当日より可 |
リスクと 合併症 |
左右差、内出血、感染、瘢痕など |
費用 |
220,000~770,000円(両目)(手術内容による)
治療費用について詳しくはこちら
|
Dr.石原が答える美容外科の毎日Q&A
下まぶたの他院修正についてよくいただく質問
患者さんからの質問に、石原先生がお答えしています。
- 下まぶたの食い込みのような傷跡は治せますか?
-
垂れ目形成(グラマラスライン形成)や逆さまつ毛手術後などには、下まぶたの辺縁が外下方向を向くために、すぐ下にある傷が食い込んだように見えることがあります。経過とともに改善して目立たなくなる場合もありますので、1年程度は待っていいと思います。それでも気になる場合は、傷を平らになるように縫い直すこともできると思いますが、同じ傷をもう一度切開することのデメリットも考慮したうえで選択した方がいいでしょう。(回答者 石原信浩先生)
閉じる
- 下まぶたの外反や三白眼は自然に治りませんか?
-
適切に行われている下まぶたの手術の場合でも、術後の一時的な腫れや麻痺によって三白眼や外反が見られることがあり、そのような場合は1~2週間程度でほぼ改善します。それ以外の原因であっても、半年ほどの経過で多少改善する場合があるので、修正手術をあわてる必要はありません。(回答者 石原信浩先生)
閉じる
- 下まぶたの外反や三白眼に対して、皮膚を切らずに結膜側から治せますか?
-
垂れ目形成やグラマラスライン形成手術において、皮膚を切除せずに、結膜側から縫い縮めるだけの手術を行っている場合は、同じく結膜側からのアプローチで治せることが多いですが、皮膚切除を行っている垂れ目形成や下まぶたのたるみ取りの手術では結膜側からの修正で治すことはきわめて難しいと思います。(回答者 石原信浩先生)
閉じる
- 下まぶたの外反に対して、外側へ吊り上げる修正手術を受けたのですがあまり改善しませんでした。やり直しができますか?
-
下まぶたの外反の修正手術で、外眼角(目尻側)方向への引き上げを行うことがありますが、あくまで、ごくわずかな斜め上方向への引き上げに限られてしまうため、ほとんど改善しなかったと思われる方が多いようです。外反の原因が皮膚の取りすぎによる皮膚不足であれば、植皮法で足りない皮膚を補うことが最善の修正手術法だと考えています。(回答者 石原信浩先生)
閉じる
- 下まぶたの植皮法は、必ず外反や三白眼が治りますか?
-
外反や三白眼が起きていることが、手術による皮膚不足が主な原因であれば、癒着などをしっかり剥離して外した後に皮膚を補う植皮法を行えば、完全に元通りとは言えないまでも、私のこれまでの経験から、確実に改善することができるとお話ししています。(回答者 石原信浩先生)
閉じる
下まぶたの他院修正手術の流れ
お電話・メールでのご予約
↓
ドクターとのカウンセリング
↓
お申込・手術(カウンセリング後に手術日を決定します)
治療時間、抜糸、アフターケアなどについてはこちらへ
下まぶたの他院修正の実績(Dr.石原)
■ 主な学会発表(日本美容外科学会)
「術後下眼瞼外反に対する植皮術による修正」
「眼周囲の術後を元に戻す他院修正」(JSASシンポジウム)
「皮膚切除を行った下眼瞼形成術の合併症に対する植皮を用いた修正術」(JSASシンポジウム)
■ 主な学会発表(日本美容外科学会)
「術後下眼瞼外反に対する植皮術による修正」
Dr.石原による医学論文
「下眼瞼形成術後合併症に対する植皮による修正術」
「下眼瞼除皺術や下眼瞼下制術などを他院において受けた術後に下眼瞼後退や外反などの合併症を生じた症例に、全層植皮術による修正手術を行ってきた。採皮部は全例で上眼瞼を用いた。過去4年間で43例の植皮術を行い、全例で下眼瞼外反は改善した。2例で植皮部のごく一部の壊死が認められたが、ほとんど瘢痕を残さずに回復した。色調のマッチングの違和感や周囲皮膚との段差などが数例にみられたがごく軽度であり、患者の満足度は総じて高かった。」
(日本美容外科学会誌第52巻第1・2号2016年9月より抜粋)
Dr.石原による医学書
PEPARS 下眼瞼の美容外科「下眼瞼の修正手術」
「下眼瞼除皺術や下眼瞼下制術(いわゆるグラマラスライン形成)などの術後合併症である外反、三白眼や下眼瞼後退などの修正手術を解説する。下眼瞼除皺術においては、皮膚の過剰切除が原因であることが多く、全層植皮術が適応となる。皮膚切除を伴わない下眼瞼下制術においては、癒着剥離解除でも改善することもあるが、若年層で皮膚切除を伴った症例に対しては、やはり植皮術が必要となることが多い。採皮部は原則として上眼瞼を用いるが、重瞼切開術後などで余剰皮膚が足りないと思われる場合は耳介後部より採皮する。植皮術による修正では、ほぼ全例で改善が見られるため、患者の満足度は総じて高いが、色調のマッチングの違和感や周囲皮膚とのわずかな段差などがみられることもあるため、デメリットを受け入れてもらうためのインフォームドコンセントは重要である。」
(全日本病院出版会PEPARS No.213 2024年9月「下眼瞼の美容外科」より抜粋)
症例写真(下まぶたの他院修正)
症例
1
他院下眼瞼除皺術後(
まぶたが閉じない)
症例1
他院下眼瞼除皺術後(61歳・女性)
- 他院術後の患者さんのお悩み:
-
右のまぶたが閉じない、目が乾く
- 修正手術にあたってのご希望:
-
下まぶたを元に戻したい
標準的な治療費用
462,000円(税込)
リスクと合併症
左右差、内出血、感染、瘢痕など
症例1 他院下眼瞼除皺術後 61歳女性 【担当:石原先生】
DOCTOR’S COMMENT
「他院で下眼瞼除皺術(下まぶたのたるみ取り)の際に皮膚を多く取られすぎたために、一番起こってはならないはずの合併症、外反(下眼瞼後退、三白眼)が起きてしまいました。常に下まぶたがあっかんべーの様になっていて、まぶたが完全に閉じないためにドライアイに悩まされています。下まぶたの皮膚や筋肉を持ち上げて骨膜に縫い付ける方法もありますが、大抵はうまくいきません。そこで下まぶたの皮膚が足りない分を、上眼瞼の皮膚を下眼瞼に植皮する(遊離移植)手術を行いました。眼の周りは血行が良いため、きれいに皮膚は生着しています。さらに数カ月経つと周りの皮膚となじんでいって、さらに自然に見えるようになります。」
症例
2
他院下眼瞼除皺術後(
まぶたが閉じない)
症例2
他院下眼瞼除皺術後(46歳・女性)
- 他院術後の患者さんのお悩み:
-
左のまぶたがアッカンベーになっている、目が乾く
- 修正手術にあたってのご希望:
-
下まぶたを元の形に戻したい
手術前
手術後
標準的な治療費用
462,000円(税込)
リスクと合併症
左右差、内出血、感染、瘢痕など
症例2 他院下眼瞼除皺術後 46歳女性 【担当:石原先生】
DOCTOR’S COMMENT
「40代の方で、10年以上前に上まぶたのたるみ取り手術(下眼瞼除皺術)を受けた後に左右ともに外反になってしまったとのことです。その後、2か所の美容外科で外反の皮膚を切開したり、糸で吊り上げたり、などの修正をされたとのことですが、左の外反はより悪化してしまったとのことです。右もやや外反気味ですが、ご本人は左だけでいいので治したいというご希望でした。植皮による修正手術を行い、外反がきれいに治っています。傷跡もほぼわからないと思います。」
症例
3
他院下眼瞼下制術後(
下まぶたの形がおかしい)
症例3
他院下眼瞼下制術後(28歳・女性)
- 他院術後の患者さんのお悩み:
-
下まぶたの形がおかしい、目が乾く
- 修正手術にあたってのご希望:
-
元の形に戻したい
手術前
手術後
標準的な治療費用
462,000円(税込)
リスクと合併症
左右差、内出血、感染、瘢痕など
症例3 他院下眼瞼下制術後 28歳女性 【担当:石原先生】
DOCTOR’S COMMENT
「半年前に垂れ目形成術(下眼瞼下制術、グラマラスライン形成術)を受けた方です。希望通りの垂れ目にならず、不自然に下まぶたが下がっている形が気になり、さらに目が乾くようになってしまったので、極力元に戻したいというご希望でした。特に気になるのは左側ということで、まずは左側のみ植皮による修正を行いました。採皮は同じく左側の上まぶたから持ってきていますが、ご覧の通り二重まぶたの形には影響はほとんどありません。植皮手術後3年経過していますが、外反の状態が治り、植皮部分もかなりなじんでいます。ちなみに、術後の目の形を見る限り、はたして垂れ目形成手術が必要だったのかはやや疑問が残るところです。」
症例
4
他院下眼瞼下制術後(
下まぶたの不自然な三白眼)
症例4
他院下眼瞼下制術後(23歳・女性)
- 他院術後の患者さんのお悩み:
-
下まぶたが不自然な三白眼になってしまった
- 修正手術にあたってのご希望:
-
下まぶたを元に戻したい
手術前
手術後
標準的な治療費用
770,000円(税込)
リスクと合併症
左右差、内出血、感染、瘢痕など
症例4 他院下眼瞼下制術後 23歳女性 【担当:石原先生】
DOCTOR’S COMMENT
「20代の女性で、他院で1年前にグラマラスライン形成術(垂れ目形成術、下眼瞼下制術)手術を受けたのですが、外反(兎眼)とまではいいませんが、やはり不自然な三白眼になっています。術後半年くらいまでは、自然経過である程度後戻りによる改善も期待できるのですが、1年経過していると症状固定と言って、これ以上改善することはないと思います。とにかく、出来るだけ元の目に戻したいというご希望です。修正手術後7カ月経過の写真では、三白眼は自然な形に戻っています。植皮部のつぎはぎ感がやや残っていますが、1年くらい経過するとかなり目立たなくなると思います。」
症例
5
他院下眼瞼下制術後(
下まぶたの不自然な引きつれ)
症例5
他院下眼瞼下制術後(20歳・女性)
- 他院術後の患者さんのお悩み:
-
下まぶたが不自然に引きつれている、ドライアイになっている
- 修正手術にあたってのご希望:
-
下まぶたを正常に戻したい
標準的な治療費用
770,000円(税込)
リスクと合併症
左右差、内出血、感染、瘢痕など
症例5 他院下眼瞼下制術後 20歳女性 【担当:石原先生】
DOCTOR’S COMMENT
「グラマラスライン形成術(下眼瞼拡大術、垂れ目形成術)後の外反、兎眼(とがん)ですが、ご覧のとおり、かなり重症度の高い20代の方です。特に左の外反が強く、寝ているときも目が閉じないため、ドライアイの症状にも悩まされています。目つきがきつそうに見える吊り目の人のために考案された垂れ目形成の手術(下眼瞼下制術)のはずですが、手術が適さない人に行うと、このような悲惨な合併症が起きてしまうことが非常に多くあります。私の修正手術は、縫い付けた内部組織の癒着を確実に剥離し、切り取って不足している皮膚を上まぶたから移植してきます。ご覧の通り、自然な元の形に戻っています。術後3カ月のため、植皮部のつぎはぎ感が残っていますが、経過とともにかなり目立たなくなってきます。」
症例
6
他院下眼瞼下制術後(
下まぶたの形がおかしい)
症例6
他院下眼瞼下制術後(24歳・女性)
- 他院術後の患者さんのお悩み:
-
下まぶたの形がおかしい、ドライアイになった
- 修正手術にあたってのご希望:
-
下まぶたを元に戻したい
手術前
手術後
標準的な治療費用
770,000円(税込)
リスクと合併症
左右差、内出血、感染、瘢痕など
症例6 他院下眼瞼下制術後 24歳女性 【担当:石原先生】
DOCTOR’S COMMENT
「下眼瞼下制術(垂れ目形成術、グラマラスライン形成術)は、比較的新しく考案された手術法で、この手術がふさわしいかの適応の判断が難しく、手術手技もまだ十分に確立されてないことから、結果が思わしくないことも多いようです。この方は、他院で下眼瞼下制術を受けて、きつい吊り目をたれ目気味にしてもらいたかったそうですが、下まぶたの縁が下がりすぎ、さらに皮膚も多く取られたために、アッカンベーの外反(下眼瞼後退、三白眼)が起きてしまっています。吊り目は解消されたといっても、これでは困ります。やはりドライアイにも悩まされています。この方の場合も、私が得意とする上眼瞼の皮膚を下眼瞼への植皮する手術を行いました。手術後3カ月目の経過では、植皮の皮膚は周りの皮膚となじんで、まったくわかりません。外反はきれいに改善されており、ご本人はとても満足されています。」
症例
7
他院下眼瞼下制術後(
下まぶたが引きつれている)
症例7
他院下眼瞼下制術後(22歳・男性)
- 他院術後の患者さんのお悩み:
-
下まぶたの形が引きつれている、目が乾く
- 修正手術にあたってのご希望:
-
下まぶたを少しでも元に戻したい
手術前
手術後
標準的な治療費用
462,000円(税込)
リスクと合併症
左右差、内出血、感染、瘢痕など
症例7 他院下眼瞼下制術後 22歳男性 【担当:石原先生】
DOCTOR’S COMMENT
「20代前半の男性で、1年前に垂れ目形成術(下眼瞼下制術、グラマラスライン形成術)を受けた後に左がひどい外反になってしまい、ドライアイの程度も強いとのことです。修正には、やはり植皮手術が適応になりますが、前医で垂れ目形成時に行っている瞼縁の引き下げによる内部の癒着はかなり強いと思われるため、難易度は高い手術です。 上まぶたから植皮用の皮膚を採皮しました。植皮手術後1年後の写真では、外反がきれいに治っています。傷跡やつぎはぎ感はほぼわかりません。ちなみに、この方は他院で目尻切開も受けており、そのために目尻の瞼縁が凹凸で赤い結膜(粘膜)部分が少し見えてしまっていますが、残念ながらこれは治すのが難しいと思います。」
症例
8
他院下眼瞼下制術後(
下まぶたが引きつれている)
症例8
他院下眼瞼下制術後(28歳・女性)
- 他院術後の患者さんのお悩み:
-
下まぶたの形が不自然
- 修正手術にあたってのご希望:
-
できるかぎり元の形に戻したい
手術前
手術後
標準的な治療費用
770,000円(税込)
リスクと合併症
左右差、内出血、感染、瘢痕など
症例8 他院下眼瞼下制術後 28歳女性 【担当:石原先生】
DOCTOR’S COMMENT
「この方は20代の女性で、他院で下眼瞼下制術(垂れ目形成術、グラマラスライン形成術)を2回受けたのですが、やはりご自身でイメージしていたものと違い、できるだけ元の目に戻したいというご希望でした。両目とも、下まぶたの真ん中から外側寄りがわずかに下がっています。修正手術前と手術後9か月の写真を見比べてみると、際立って大きな変化ではないのですが、下まぶたの形が上方向に戻っていることが分かります。植皮部の色素沈着やつぎはぎ感などはほとんどわかりません。」
症例
9
他院下眼瞼除皺術後(
下まぶたが引きつれている)
症例9
他院下眼瞼除皺術後(44歳・男性)
- 他院術後の患者さんのお悩み:
-
下まぶたが引きつれている、目が閉じずに乾く
- 修正手術にあたってのご希望:
-
下まぶたを元の形に戻したい
標準的な治療費用
770,000円(税込)
リスクと合併症
左右差、内出血、感染、瘢痕など
症例9 他院下眼瞼除皺術後 44歳男性 【担当:石原先生】
DOCTOR’S COMMENT
「40代半ばの男性で、下まぶたのたるみ取り手術を受けた後に左右ともにまぶたが下がり過ぎて、常に目が乾いてつらい思いをされているとのことです。ご覧の通り、両目ともに中央から外側にかけての下まぶたが下がり過ぎ(下眼瞼後退)、瞳(黒目)の下に白目が見える三白眼の状態です。特に左は重症です。白目部分が赤いのは、まぶたが閉じ切らないために常にドライアイの状態になっているせいで、眼科で処方されている点眼薬が手放せないとのことです。修正手術は、足りない皮膚を上まぶたから採取して補う植皮術を行いました。術後3ヶ月の写真ですが、三白眼は改善しています。左の外側はわずかに下まぶたの後退が残っていますが、皮膚不足分が多すぎたために完全には補えきれませんでした。ただし、患者さん自身は大変満足してくださっています。ドライアイが解消され、白目の赤みも良くなっています。植皮部分はうっすらとつぎはぎのようになっていますが、経過とともにもう少し目立たなくなってきます。植皮のための採皮は上まぶたから取っています。そのために、わずかに上まぶたの二重幅が広くなっているのがわかると思いますが、基本的な二重の形は変わっていません。植皮手術後に、完全にまぶたが閉じていることもわかると思います。」
症例
10
他院下眼瞼下制術後(
下まぶたが下がりすぎている)
症例10
他院下眼瞼下制術後(31歳・女性)
- 他院術後の患者さんのお悩み:
-
右の下まぶたが下がりすぎている、目が乾く
- 修正手術にあたってのご希望:
-
自然な形に戻したい
標準的な治療費用
462,000円(税込)
リスクと合併症
左右差、内出血、感染、瘢痕など
症例10 他院下眼瞼下制術後 31歳女性 【担当:石原先生】
DOCTOR’S COMMENT
「20代の時に、他院でグラマラスライン形成術(垂れ目形成術、下眼瞼下制術)手術を受けたのですが、右だけ外側が下がりすぎています。この方は、まず、他院で下まぶたの外側を糸で引っ張り上げる修正手術を行ったのですが、全く改善しなかったとのことです。私にご相談にいらっしゃる患者さんのほとんどは、元々、たれ目形成を受けたクリニック、もしくは他院で何らかの修正手術もしくは処置を受けていらして、それでも治らなかった方々です。まぶたの下がりすぎを引き上げて改善しないのであれば、やはり足りない皮膚を植えることしか方法はありません。ご本人の希望は、なるべく自然な形に戻したいということでした。右の下まぶたの足りない皮膚を上まぶたから採取して、丁寧に植皮しました。三白眼はかなり自然な形に戻っています。植皮部のつぎはぎ感はやや残っていますが、1~2年くらい経過するともう少し目立たなくなります。」
症例
11
他院母斑除去植皮術後(
下まぶたが引きつれている)
症例11
他院母斑除去植皮術後(68歳・女性)
- 他院術後の患者さんのお悩み:
-
左のまぶたが下に引っ張られている
- 修正手術にあたってのご希望:
-
下まぶたを元の状態に戻したい
標準的な治療費用
462,000円(税込)
リスクと合併症
左右差、内出血、感染、瘢痕など
症例11 他院母斑除去植皮術後 68歳女性 【担当:石原先生】
DOCTOR’S COMMENT
「生まれつき左の頬に大きな母斑(あざ)があり、数年前に、総合病院の形成外科でそれを除去するために、そけい部から皮膚を植皮したとのことです。しかし術後まもなく、左の下まぶたが下方へ大きく垂れさがり、外反(あっかんべー)の状態になってしまいました。考えられる原因は、植皮の皮膚の大きさが十分ではなかったか、術後経過とともに植皮皮膚が萎縮してきたことで下がってきたのかによるものです。ちなみに母斑が皮下組織に残存しているため、皮膚を通してところどころ透けて見えてしまっています。初めて拝見したときには、さてどうやって治すべきかいろいろと考えました。海外文献や国内の論文では、下まぶたの外反修正法としてV-Y法、Khunt-Szymnowski Smith変法、Lateral tarsal strip procedure法などが挙げられていますが、どれも今一つ決めかねられず、「足りない皮膚を補う」という考えのもとに植皮法を選択しました。左の下まぶたのたるみも気にされていたので、そのたるみ取り手術を行い、切除した左の下まぶたの皮膚を右の下まぶたへ植皮しました。術後2週間では植皮の皮膚はまだ赤みがあるもののきれいに生着し、外反もきれいに治っています。残念ながら、患者さんは引っ越しをされたためにその後は来院されていないのですが、半年ほど経ってから、ご本人から経過にまったく問題はなくとても満足されている内容のご丁寧なお手紙をいただきました。」